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第1回弁論期日(東京5・6陣)

  • 2019.04.15
    本日,東京地裁民事10部の裁判長の強引な訴訟指揮で分離して審理されることになった東京訴訟5・6陣の第1回弁論期日が行われました。
    裁判に先立って行われた門前集会で吉竹直行原告団長は「裁判所の都合で東京の裁判は分断されてしまった。5・6陣は、そのことで1年も待たせてしまうことになってしまった。いよいよ今日からはじまる。みんなで力を合わせて頑張っていきたい。」とあいさつしました。
    意見陳述した5陣の坂本好市さんは「18歳まで水俣市袋で過ごした。父はチッソに勤めていたので水俣病はタブーだった。自分もチッソに勤めていたので会社が潰れたら困ると思っていた。千葉に住んでいたので被害者救済法(特措法)のことは知らなかった。」と6陣の田中直子さんは「倉岳町宮田出身で父と祖父は漁師で、ハモ漁をしていた。50歳過ぎた頃から手足のしびれ、激しいこむら返りに悩まされるようになった。手は物を持っても感覚がなく包丁を落とすこともある。病院に行っても老化現象などと言われていた。水俣病の検診を受けて自分の症状に納得がいった。」と1日も早く公正な判断をしてほしいと訴えました。
    次回期日は8月5日(月)15時00分です。

水俣病不知火患者会