ホーム > トピックス一覧 > 第13回弁論期日(熊本)

第13回弁論期日(熊本)

  • 2015.11.16
    本日、午後2時から熊本地裁において、ノーモア・ミナマタ第2次訴訟第13回期日が行われました。

    午後1時30分より、裁判所前で門前集会を開催し、森正直原告団長や寺内大介弁護団事務局長の挨拶や、支援の代表として本高勝久氏(熊本県医療労働組合民医連支部書記長)の挨拶が行われました。

    また、第9陣提訴で新たに原告となった阿久根市在住の方から、訴訟に参加するにあたっての決意表明がなされました。


    (門前集会の様子)



    弁論期日では、菅一雄弁護士が、調査嘱託の申立に関する意見陳述を行いました。
    国や県の依拠する昭和52年判断条件が既に破綻していること、データに基づいて新たな救済制度を構築すべきであることなどが述べられ、特措法の判定結果の詳細を地域別・年代別に明らかにする必要があると強調しました。

    弁論終了後、進行協議の場が持たれました。

    報告集会では、森正直原告団長の挨拶に始まり、山本伸裕氏(日本共産党熊本県議会議員)、今泉克己氏(社会民主党熊本県連合幹事長)よりご挨拶をいただきました。
    また、園田昭人弁護団長からの裁判の報告のほか、姫戸町の原告の方が被害の訴えを行いました。
    被害の訴えでは、自分が水俣病であるとも思わず、特措法のことを周囲の人からも全く知らされていなかったこと、兄が特措法で救済されていたことを他の人を通じて知って驚いたことなどが語られ、地域や家族を分断してきた水俣病のことを多くの人に知ってもらい、このような悲しいことを二度と起こさないような社会を作らないといけないとの訴えがなされました。
    また、東京弁護団の石島淳弁護士、近畿弁護団の中島宏治弁護士からそれぞれ、東京訴訟、近畿訴訟の報告がなされました。

    次回期日は、平成28年1月15日(金)午後2時です。

    今後ともご支援のほど宜しくお願い致します。


    (報告集会の様子)



水俣病不知火患者会