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第26回弁論期日(近畿)津田敏秀教授尋問

  • 2020.12.16
     本日、ノーモア・ミナマ第2次近畿訴訟の26回目の期日が大阪地裁で開かれました。
     熊本同様、原告側の証人として疫学の専門家である津田敏秀教授の尋問が行われました。

     原告側からは、高須賀彦人弁護士、早川光俊弁護士、西念京祐弁護士が尋問し「疫学とはどのような学問か」「疫学から水俣病についてどのようなことが言えるのか」などを明らかにしました。
     津田教授は、尋問の中で民間医師らが熊本県天草市河浦町宮野河内や上天草市姫戸町、鹿児島県出水郡長島町で行った調査について「水俣病の疫学による原因確率は90%以上と非常に高く、これで因果関係が認められなければ他の公害裁判での因果関係も否定されることになる」と証言しました。

     また、被告側がしきりに問題にしている神経内科医以外の医師が診察していることについても、津田教授は「医師であれば普通にできる診察であり、何の問題もない」と一蹴しました。 

水俣病不知火患者会