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第12回弁論期日(近畿)

  • 2018.03.16
    本日、ノーモア・ミナマタ第 2 次近畿訴訟の12回目の弁論が開かれました。
    今回は2つの準備書面と岡山大学大学院の津田敏秀教授作成の意見書が提出されました。
    法廷では、第 9 陣原告の白井良子(阿久根市出身)さんが「子どもの頃から転ぶことが多かったこと、バスガイドとして働き始めてもその症状で苦しんできたこと、裁判で水俣病であることを認めてほしいこと」などを訴えました。
    原告側の片山直哉弁護士は新和町大多尾(熊本県天草市)で弁護団が行った現地調査をもとに作成したパワーポイントを使って当時の集落の様子や食事状況などについて陳述しました。
    弁護団長の徳井義幸弁護士は、国や熊本県が「水俣病は昭和31年に公式に確認されており水俣産の魚介類の危険性はマスコミなどによって広く報道されており漁業従事者の家族でも魚介類の摂取は困難であった」という主張に当時の新聞報道や地元の人の証言をもとに反論しました。

水俣病不知火患者会